角膜障害について

　角膜（くろめ）の病気は多くあります。わかりやすいものでいうと角膜の傷です。角膜に傷がつくと「痛み」、「充血」、「涙」がみられます。この角膜の傷は細菌感染などによってとても深い傷に進行することがあります。角膜の傷が深くなってしまった場合や角膜に穴が開いてしまった場合には、外科手術が必要になります。

　まぶたやまつ毛のトラブルによって角膜に傷がつくこともあれば、角膜の傷によって眼球の中で炎症が生じることもあります。

　また、猫ではヘルペスウイルス感染によって治りにくい角膜や結膜の病気がみられることがあります。

　当診療科では涙液検査、スリットランプ検査、角膜内皮撮影装置、光干渉断層計検査などを行い角膜疾患の診断をしています。点眼を中心とした内科治療が基本になりますが、必要があれば外科手術も実施しています。