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循環器分野

 当院では僧帽弁閉鎖不全症などの弁膜症、各種心筋症、先天性心疾患および不整脈などの診断・治療に加えて、先天性心疾患に対する外科治療やカテーテル治療、徐脈性不整脈に対する人工ペースメーカ埋め込みなども行なっております。

 治療に関してはエビデンスに基づく治療を基本として、臨床症状の変化、身体検査や心エコー図検査を中心とした血行動態評価により、心疾患に苦しむ動物とそのご家族に最適な治療をプランニングすることを心がけております。

 心エコー検査

  •  超音波によってリアルタイムに心臓を観察する検査です。心臓の形態、心筋の運動性、血行動態の評価や内圧の推定に不可欠です。しかしレントゲン検査など他の画像検査と異なり、検査者の技量差が検査の信頼性に大きく影響する検査でもあります。当院では最新鋭の検査機械に加え、循環器に関する経験・知識とも豊富な獣医師が検査を行うことで質の高い検査を提供しています。

     また、痛みをともなう検査ではありませんので麻酔などは通常必要ありません。

 カテーテル治療

  •  動脈管開存症や肺動脈弁狭窄症、心房中隔欠損症などの先天性心疾患に対してカテーテル治療を行っています。カテーテル治療は通常の開胸手術と比較して傷口が小さく、身体への負担も少ない治療方法です。

 ホルター心電図検査

  •  不整脈の診断に用いられる検査です。不整脈は持続的に発生するばかりではなく、発作的に発生する不整脈も少なくありません。通常の心電図検査中に発作性の不整脈が発生することは稀です。そのため、正確な診断には長時間(およそ3日間程度)の心電図記録を行う必要があります。

     検査中は専用のジャケットを着用していただき、自宅にて1日1回の電池とSDカードの交換を行なっていただきますが、それ以外は普段通りの生活を送っていただきます。

    ※検査のためには胸にシール状の電極を貼り付ける必要があります。被毛があると接触が悪く心電図が記録できないため、胸の一部を剃毛する必要があります。

 ペースメーカ治療

  • 失神やふらつきを起こす徐脈性不整脈に対してペースメーカの植込みを行っています。犬では突然死の危険性が高い不整脈でも、ペースメーカ植込みを行うことで予後が改善することが明らかとなっています。

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