岡山理科大学獣医学教育病院第5回公開セミナー

テーマ「今やるべき周術期の疼痛管理」

講師 : 神田　鉄平
獣医師. 博士(獣医学)
岡山理科大学獣医学部獣医学科医獣医連携獣医分野 獣医麻酔学講座 准教授
岡山理科大学附属獣医学獣医学教育病院　麻酔科

場所：
獣医学教育病院　2階　カンファレンスルーム
対象：
臨床獣医師 動物看護師　(獣医学部学生の参加も可）
参加費：
無料：(申し込み不要、当日直接お越しください)

外科手術の実施には程度の差こそあれ、必ず「痛み」を伴います。過去には、獣医療における疼痛管理が必ずしも重要視されていなかった時期もありましたが、現在では動物福祉の観点や、飼い主の「動物は家族である」という認識から社会的な要求として、動物を「痛み」から解放することが強く望まれています。同時に、手術麻酔においては、適切な鎮痛が麻酔のリスクを軽減し、術後の回復を良好にするという理解が進み、周術期の「痛み」を適切に管理することの必要性はますます大きくなっています。

今回のセミナーでは、最新の「痛み」の概念を皆さんと確認し、「先取り鎮痛」や「マルチモーダル鎮痛」といった考え方、そしてそれらの実践方法を国際的なガイドラインに基づいて解説します。